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桜翁稲荷大明神 -西宮市津門呉羽町-

桜翁稲荷大明神 -西宮市津門呉羽町-

桜翁稲荷大明神 -西宮市津門呉羽町-
桜翁稲荷大明神
さくらおきないなりだいみょうじん
-西宮市津門呉羽町- (2017-05)

 キレイに整った境内の小社。
 桜翁となんだか趣のあるお名前ですが、きっちり伝承が残ってました。

 ざっくりと言うと、
 昔々、酒蔵の並ぶ今津に夕方になるとやってくる桜翁と呼ばれるお爺さんがいました。
 毎日、碁を打ち、お酒を飲んで帰って行きます。
 どこの誰かはわからないのですけど、上品で人当たりも良いので皆からは好かれていました。
 ある日、いつものように碁を打ち、帰ろうとする桜翁の前に1枚の油揚げが。
 思わず手に取った桜翁は叫び声をあげます。それはネズミ取りの罠だったのです。
 驚いた人たちが駆けつけると、桜翁の姿はどこにも見当たりません。
 翌朝、酒蔵の酒樽に浮かんで死んでいるネズミ取りに前足を挟まれたキツネがみつかりました。

 悪いことは全くしてませんし、皆から好かれてた桜翁だったので、ついつい獣の性が出ちゃってこんなことになった哀れさもあり、人々はお金を出し合ってそのキツネをお祀りする祠を建てたそうです。
 それがこちらの神社といわれています。
 西宮の方では有名な民話らしく、「桜大明神」というタイトルでまんが日本昔ばなしでも放映されたそうです。

 謂れがあって、それを話としても神社としても残し伝え続けている。ステキ過ぎますね。

「あれれ~、ネズミ取りに挟まれたくらいでキツネは死なないよね~」
「驚いて暴れてるうちに酒樽にはまってしまったんだろうねぇ」
「でも見てよ。酒蔵の酒樽ってこんなに大きいんだよ。天敵に襲われたわけでもないのに、ネズミ捕りが挟まった足でここを登ろうとするかなぁ。ほら、そこにもそこにも隙間があるよ。驚いて飛び込むにも逃げて隠れるのにも、ちょうどいいんじゃない?」
「むっ、もしかしてこれは殺狐事件なのか?!」
 なんてことはありません。
「そ、そう言えば、最近、この辺りでタヌキをよく見かけるような……」
「なんやて?!」
 なんてことはありません。蛇足終わり。

桜翁稲荷大明神 -西宮市津門呉羽町-
鳥居 (2017-05)

桜翁稲荷大明神 -西宮市津門呉羽町-  桜翁稲荷大明神 -西宮市津門呉羽町-
お狐さん (2017-05)

桜翁稲荷大明神 -西宮市津門呉羽町-
お社 (2017-05)

桜翁稲荷大明神 -西宮市津門呉羽町-
お社アップ (2017-05)

桜翁稲荷大明神 -西宮市津門呉羽町-
奥のお社 (2017-05)

桜翁稲荷大明神 -西宮市津門呉羽町-
奥のお社アップ (2017-05)





阪神本線・阪急今津線「今津駅」から約200m。

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