すてまわり

旧跡二ツ井戸 -大阪市中央区日本橋-

旧跡二ツ井戸 -大阪市中央区日本橋-

旧跡二ツ井戸 -大阪市中央区日本橋-
旧跡二ツ井戸
きゅうせきふたついど
-大阪市中央区日本橋- (2018-09)

 国立文楽劇場の前となります。
 
 二ツ井戸とは、1634年頃、道頓堀の東、堀止めにあった井戸の名称。
 二つ並んで掘られたカタチが珍しく、浪花の名所のひとつとなっていたそうです。
 銭座があったので寛永通宝等の貨幣もこの水で鋳造されたとか。

 1889年、道路拡張の為撤去となるのですが、それを惜しんだ粟おこし屋「津の清」さんが払い下げを受け店頭に移設。
 当初より西に位置し、その後、町名も二ツ井戸町となったそうな。
 その移設時、掘削もされてちゃんと井戸だったそうなんですけど、途中で水が出なくなったそうです。
 大阪大空襲では、井戸枠も修復不可能な被ダメを受けます。
 が、1952年、津の清さんが更に西側に移転されると、その店頭にまた復元。
 2000年まで存在いたしました。

 現在存在するのは4代目となります。
 銘板と標柱がみつかったことを機に、2012年、再移築されたものです。
 井戸枠は85%の大きさで復元されており、まぁ穴も開いてないのでモニュメントみたいなもの。
 でも嬉しいもんですね。手の込んだ史跡となっております。
 解説板も、ここまで詳細でわかりやすく情報量の多いのは、そんなに見ないですよ。
 日の字が横たわったみたいな井戸枠はよく知らないとシュールなんですけど、読んで知ると立派な史跡を作られたかと思います。

 残すってことの大切さを自らの歴史に持つ井戸でありますね。

 なお、銘板の文面に出てくる仁政の鐘は、現釣鐘屋敷跡の鐘だそう。
 ああ、アレか、と自分的に史跡巡りの中身が繋がったので、ちょっとワクつきました。

旧跡二ツ井戸 -大阪市中央区日本橋-
井戸のカタチ (2018-09)

旧跡二ツ井戸 -大阪市中央区日本橋-
石碑 (2018-09)

旧跡二ツ井戸 -大阪市中央区日本橋-
解説板 (2018-09)





地下鉄千日前線・堺筋線「日本橋駅」・近鉄奈良線「近鉄日本橋駅」から約300m。
地下鉄千日前線・谷町線「谷町六丁目駅」から約700m。

Comments 1

たけちゃん  

見学してきました。
三度移設されて、四代目の二ツ井戸。
津の清さんも思い入れがあったのですね。でも、その甲斐あって四代目が存在している。みんなに愛されたのでしょうね。

2019/08/04 (Sun) 01:05 | EDIT | REPLY |   

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